日本にいながら海外旅行できる裏技!
サラリーマン・・・それは、サラリーと引き換えに、会社の設定した休みに従ってしか休めない悲しい存在である。
じめじめとした日本の夏に嫌気がさしても、気軽に日本を飛び出して、海外に行くことなんてことはできない。
あなたは英語学習をしていますか?
しているとして、その成果を試す場はありますか?
毎日の通勤電車でイヤホンをし、 Podcast の「バイリンガルニュース」や「台本なし英会話」を 聴き、英語学習に精を出している人も多いだろう。
「anki」のアプリや「 キクタン」を使って語彙量を鍛えているあなたも、そうだろう。
こんな勤勉サラリーマンにとって英語を話す機会を得るのは海外出張か、海外旅行ぐらいしかない。
英語こんなに勉強しているのに、不幸なことに英語を話す機会が回ってこない、どれだけ自分が上達しているかがわからない、なんて人も多いはずだ。
これはなんと嘆かわしい状況だろうか。
そんな方に、通常の土日を海外旅行にかえる裏技を紹介しよう。
費用はなんとたったの2000円!
思う存分、外国人と英語で戯れてほしい!
これがおすすめの国内海外旅行だ!
私が今回お勧めするのは、「日本国内のドミトリー旅行」。
念のため、知らない人向けに説明すると、ドミトリーとはバックパッカーなどが利用する 寝るスペースだけを提供し、そのほかは共有という形式をとるの安いホテルだ。
そう表現して、おそらく過言はないはず。
参考までに、こちらはカンボジアで1泊1000円程度のドミトリーだ。
ほとんどのドミトリーは、4人から20人程度の相部屋形式が多く、二段ベッドが所狭しと並びんだ部屋に、全宿泊客が寝るような形になる。
海外であれば、そのクオリティの低さは敬遠するに値するだろうが、日本のドミトリーのレベルの高さは目を見張るものがある。
ドミトリーでの楽しみのひとつはなんといっても、他の旅行者との交流である。
日本といえども旅行者が集まるドミトリーのラウンジは、自然と英語が共通言語になる。
今回私はラウンジでの会話を目的に、週末ドミトリー生活を送ってきたので、体験記として紹介したい。
<都内某日土曜日(1日目)>
15時 インターネットで検索
1泊2000円台のドミトリーを検索・予約
さっと荷物を詰めて出発
私はBOOKING.comでさくっと探した。
16時 チェックイン
下の写真は夜だが、今回利用したのはこちらのホステル。
チェックインした瞬間はラウンジやドミトリーの中には特に人はいなかったです。
これが寝るスペース。
シングルベッド一つ分ぐらい。
それにしても、先ほどのカンボジアのドミトリーと比べてキレイだと思いません?
そのほか、1人1つのダイヤルロック付きロッカーがある。
諸々所要を済ませた21時ころ。コンビニでアイスを買ってドミトリーに帰る。
ここからがドミトリー国内旅行の真骨頂!
ラウンジでは4人の中国人グループがトランプゲームで遊び、そのほか3人の男が忙しそうにスマホをイジっていた。
適当に空いている席に座り、アイスをほうばり始めると、一番近くにいたアジア系の外国人がスマホを置いて、語り掛けてきた。
「Hi , how are u doing?(調子どう?)」
この一言から、なぜ旅行に来たか、何をしてるのかなどを話し合い、2人で20分ほど話してしまった。
今回は相手から話しかけられる形になったが、自分から話しかける時も気負わず「how are you doing?」で問題ない。
ぜひとも活用してもらいたい。
彼はマイク(仮名)。
中華系アメリカ人で就職が決まって働く前の長期休暇を利用して、大好きな渋谷・原宿を訪れていたようだ。
意気投合し、Facebookを交換し、翌日、上野の昆虫展に行く約束をする。
ちょうど30分ほど会話した後、我々はお互い自分のドミトリールームへ戻った。
以降はお互いにfacebook messangerでやり取りした。
(アメリカ人はLINE使っていないことが多いので)
<都内某日・日曜日(2日目)>
この日は簡単にいうなればマイクと出かける日だ。
12時ころに集合して、上野の昆虫展に出発。
アメリカの”虫”事情などを聴きながら、有意義な展示会となった。
マイクとは昆虫展を見たところで解散。
自分は常設展も見て帰ったのだが・・・歩きまくった結果疲労してしまい夜はうたた寝(泣
22時頃から、ふくよかなアニメ大好きドイツ人女子と、エヴァ談義。
23時からロシア人カップルに東京観光の相談をして30分ほど過ごす。
0時には就寝。
<都内某日・月曜日(3日目)>
3日目はチェックアウトの日でもあり、出社日でもある。
概ねこのようなタイムスケジュールで過ごした。
7時 起床
朝風呂をしてしたく。仕事に使わないものはドラムバッグにつめて出社。
8時 出社
20時 ホステルに預けていたドラムバッグをピックアップし帰宅。
こんな感じで、思い付きではじめた割にはたった4000円で充実した週末となり、
英語漬けの2日間を過ごせた。
<準備しておいたいいもの>
最後に、準備について「こうしておけばよかった/こうしておいてよかった」というトピックスを共有しよう。
(1)バスタオル、歯ブラシセット、洗顔料は持参しよう
だいたい備わっていない。有料レンタルというのが一般的だ。それぞれ100円とかなので、思い切って現地調達もいいだろう。
(2)直接出社するなら小さめのドラムバックを。
3日目に直接出社する人は荷物を預けるか、会社に持っていくかを検討したほうがいい。
私はプロテインや運動グッズを会社に持っていきたくなかったので、ドラムバッグを持ってきて、出社時に預ける形をとった。
(3)お気に入りの靴は置いていこう
3泊すると3日間連続で同じ靴を履くことになる。これは靴にとって良くない。
また、ラウンジで意気投合した外国人とどこに行くかわからない。あまり大事ではない靴を選んで使用。
さて、上記の通り。
私はたった4000円で楽しめた。
皆さんも、土日、急に暇になってしまった際にはチャレンジしてほしい!
今回のポイント
・なんといっても国内なので安心。
思い付きで行っても大丈夫。
・宿泊+ラウンジを利用して1泊2000円は安い!
・うまくラウンジで友達ができなくても日本。いつも通りに過ごせばよい。